キャリアコンサルタント資格の費用はいくら?|講習・受験料・登録・更新の総額【2026年】

キャリアコンサルタント資格の費用はいくら?

キャリアコンサルタント資格の費用は、養成講習・受験手数料・登録費用を合わせて約25万〜49万円です。講習料の中央値で計算すると約38万円で、登録後は5年ごとに更新の費用がかかります。

この記事でわかること

  • キャリアコンサルタント資格の費用の内訳(講習・試験・登録・更新)
  • 厚生労働省の一覧にある22の養成講習の受講料の分布
  • 登録までにかかる総額の目安(一覧の下限・中央値・上限)
  • 専門実践教育訓練給付金を使った場合の実質負担
  • 登録後5年ごとにかかる更新の費用と手間

公的情報源: 厚生労働省「キャリアコンサルタント養成講習一覧(令和8年4月〜)」/キャリアコンサルタント試験「受験概要」(参照)/キャリアコンサルタント登録センター「新規登録」「登録更新」/いずれも2026年9月時点

費用の大半を占めるのは養成講習です。オンラインで受けられる地域連携プラットフォームの養成講習は、受講料297,000円で、厚生労働省の一覧でも安いほうに入ります。

この記事の要点

  • 費用は養成講習・受験手数料・登録・更新の4つに分かれる
  • 養成講習は22講習で19.8万〜43.78万円、中央値は約32.6万円
  • 受験手数料は学科8,900円+実技29,900円、登録は17,000円
  • 登録までの総額は約25万〜49万円。給付金の対象講習なら実質負担はさらに下がる
  • 登録後は5年ごとの更新で、手数料8,000円と38時間以上の講習が要る

講習ごとの特徴や選び方はキャリアコンサルタント養成講習の比較と費用で扱っています。この記事は資格を取って持ち続けるまでのお金を、項目ごとに積み上げて見ていきます。

目次

キャリアコンサルタント資格の費用は4つに分かれる

キャリアコンサルタント資格にかかるお金は、養成講習・受験手数料・登録・更新の4つです。最初の3つが資格を取るまでの費用で、更新は資格を持ち続けるための費用になります。

キャリアコンサルタント資格にかかる費用の流れ

  • お金がかかるのは4つの場面です
  • 1養成講習を修了する19.8万〜43.78万円(厚生労働省の一覧・基本料金)。受験資格を得る主なルート
  • 2国家試験を受ける学科8,900円+実技29,900円=38,800円
  • 3名簿に登録する登録免許税9,000円+登録手数料8,000円=17,000円
  • 45年ごとに更新する更新手数料8,000円+知識講習8時間・技能講習30時間以上の受講料

登録しないと「キャリアコンサルタント」を名乗れないため、試験合格後の登録費用も必須です

図:資格を取るまでに3つ、持ち続けるために1つの費用がかかる(2026年9月時点)

キャリアコンサルタント資格の費用の内訳(2026年9月時点)

項目金額払うタイミング出典
養成講習の受講料19.8万〜43.78万円講習の申し込み時厚生労働省 養成講習一覧
受験手数料(学科)8,900円受験申請時キャリアコンサルタント試験
受験手数料(実技)29,900円受験申請時キャリアコンサルタント試験
登録免許税+登録手数料17,000円合格後の登録申請時登録センター
更新手数料8,000円5年ごと登録センター

キャリアコンサルタントは名称独占の国家資格で、名乗るには名簿への登録が必要です(厚生労働省「キャリアコンサルタントになりたい方へ」)。試験に受かっただけでは名乗れないため、登録費用までが「資格を取る費用」と考えてください。

養成講習の受講料は22講習で19.8万〜43.78万円

費用の大半を占めるのが養成講習です。厚生労働省が公表している「キャリアコンサルタント養成講習一覧(令和8年4月〜・2026年5月作成)」には22の講習が載っていて、受講料の基本料金は19.8万〜43.78万円でした。

養成講習の受講料の分布(厚生労働省一覧の22講習・基本料金)

価格帯講習の数主な例(受講料)
30万円未満8講習労働調査会・リバース(198,000円)、大原学園(294,000円)、地域連携プラットフォーム・テクノファ・キャリアサポーター(297,000円)
30万円台13講習LEC・日本産業カウンセラー協会(330,000円)、パソナ(385,000円)、日本マンパワー(396,000円)
40万円以上1講習リカレント(437,800円・通学150時間)

22講習の中央値は約32.6万円、平均は約32.2万円です。一番多いのは29.7万円と33万円で、それぞれ3講習ありました。

一覧の料金は会員価格やキャンペーンを含まない基本料金です。実際の申し込み額は講習機関のサイトで確かめてください。

安い講習と高い講習の違い

講習時間の合計はどれも150時間以上で、受験資格としての効力は同じです。違いが出るのは、通学(ライブ)と通信の時間配分と、実技(ロールプレイ)の練習量です。

一覧を見ると、通学と通信の配分は講習ごとにかなり違います。リカレントの通学講座は150時間すべてが通学で、リバースのオンライン講習は通学109時間・通信53時間です。オンラインのライブ授業も「通学」の時間に数えられます。

実技試験は、論述50分と面接20分(ロールプレイ15分・口頭試問5分)です(キャリアコンサルタント試験・受験概要)。ロールプレイの練習量が合否に響きやすいので、安さだけでなく練習の回数も比べてください。

価格帯の目安がついたら、日程が生活に収まるかを確かめる段階です。地域連携プラットフォームの養成講習は受講料297,000円・オンライン中心です。在職中でも組める日程があるかは、説明会で直接確かめられます。

地域連携プラットフォームの説明会を予約する(PR)詳細はリンク先をご確認ください

試験と登録にかかる費用は合計55,800円

講習の後にかかるのは、国家試験の受験手数料と名簿への登録費用です。どちらも金額が決まっているので、ぶれはありません。

試験と登録の費用(2026年9月時点)

項目金額内訳
学科試験8,900円四肢択一50問・100分
実技試験29,900円論述50分+面接20分
登録17,000円登録免許税9,000円+登録手数料8,000円
合計55,800円一度で合格した場合

受験手数料はキャリアコンサルタント試験の受験概要、登録の費用はキャリアコンサルタント登録センターの新規登録ページの金額です(2026年9月時点)。

試験は年に複数回あり、試験サイトには第33回(2026年11月)と第34回(2027年3月)の日程が載っています。不合格だった試験をもう一度受けると、その回の受験手数料が回数分かかる点も見込んでおきましょう。

登録までの総額は約25万〜49万円

ここまでの費用を足し上げると、資格を取って登録するまでの総額が出ます。

登録までの総額(受講料+受験手数料38,800円+登録17,000円)

講習の受講料総額
一覧で最も安い 198,000円253,800円
中央値 326,150円381,950円
一覧で最も高い 437,800円493,600円

同じ資格なのに、講習の選び方ひとつで総額に約24万円の差が生まれる計算です。

専門実践教育訓練給付金を使うと実質負担はどうなるか

養成講習のなかには、厚生労働省の専門実践教育訓練給付金の対象になっているものがあります。講習が対象かどうかは「教育訓練給付制度 検索システム」で調べられるので、申し込み前に見ておくと安心です。雇用保険の加入期間などの条件を満たすと、受講料の50%が戻り、資格取得と就職などの条件でさらに上乗せされます(厚生労働省「教育訓練給付制度」・2026年9月時点)。

受講料297,000円の講習で給付金を使った場合

給付の段階
基本
50%=148,500円が戻る
資格取得・就職
70%=207,900円が戻る
賃金5%以上アップ
80%=237,600円が戻る
登録までの実質負担
基本
148,500円+試験・登録55,800円=204,300円
資格取得・就職
89,100円+55,800円=144,900円
賃金5%以上アップ
59,400円+55,800円=115,200円

図:給付の段階が上がるほど、受講料の負担は小さくなる。試験と登録の55,800円は別に払う費用として計算

受講料297,000円の講習で80%の段階まで満たすと、登録までの実質負担は約11.5万円です。給付の条件や申請の期限は細かく決まっているため、使うつもりなら講習を決めた時点でハローワークに確認してください。

給付率の仕組みは専門実践教育訓練給付金で学ぶ講座の選び方、手続きの順番は専門実践教育訓練給付金の申請手順にまとめています。特に、受講開始日の2週間前までに受給資格確認が要る点は見落とされがちです。

登録後は5年ごとの更新費用がかかる

キャリアコンサルタントの登録は5年ごとの更新制です(キャリアコンサルタント登録センター)。更新には手数料と、決められた時間の講習の受講が要ります。

更新に必要なもの(キャリアコンサルタント登録センター・2026年9月時点)

項目内容
更新手数料8,000円(非課税)
知識講習8時間以上
技能講習30時間以上
申請の時期有効期間の満了日の90日前から30日前まで

講習の受講料は機関ごとに設定が違い、厚生労働省も「料金設定は各機関で様々」としています。5年の間に計38時間以上を受ければよいので、1年に8時間前後ずつ分けて受けると負担をならせるでしょう。講習を探すときは、厚生労働省の「キャリアコンサルタント講習検索サイト」が便利です。

技能講習が免除になるケース

技能検定キャリアコンサルティング職種の1級を持っている人は、技能講習(30時間以上)が免除されます。実務に従事した時間などで、技能講習の一部(10時間以内)が免除される仕組みもあります(登録センター・登録更新ページ)。

費用で損をしないための確認ポイント

費用で後悔するパターンは、だいたい決まっています。申し込む前に次の点を確かめておきましょう。

  • 申し込む講習が専門実践教育訓練給付金の対象か、開講回まで含めて確認した
  • 雇用保険の加入期間をハローワークで照会した
  • 講習の料金が基本料金かキャンペーン価格かを確かめた
  • 実技のロールプレイ練習の回数を説明会で聞いた
  • 登録後の更新講習の費用も5年分の予算に入れた

資格を取った後にどう活かすか(企業内のキャリア支援・独立・副業)で、費用を回収するまでの道筋も変わります。出口の考え方はキャリアコンサルタント養成講習の比較と費用の後半で扱っています。

よくある質問

キャリアコンサルタント資格の費用について、問い合わせの多い質問をまとめました。

Q1:キャリアコンサルタント資格を取るには、全部でいくらかかりますか?

養成講習・受験手数料・登録費用を合わせて約25万〜49万円です。厚生労働省の一覧にある22講習の受講料(19.8万〜43.78万円)に、受験手数料38,800円と登録費用17,000円を足した金額です。講習料の中央値で計算すると約38万円になります。

Q2:キャリアコンサルタント試験の受験料はいくらですか?

学科試験8,900円、実技試験29,900円です(キャリアコンサルタント試験・受験概要・2026年9月時点)。両方を同じ回に受けると38,800円になります。不合格だった試験を受け直す場合は、その回の手数料がもう一度かかります。

Q3:一番安い養成講習はいくらですか?

厚生労働省の一覧(令和8年4月〜)では、198,000円の講習が2つありました。一覧の金額は基本料金で、会員価格やキャンペーンは含みません。講習時間はどれも150時間以上で、受験資格の効力は同じです。

Q4:給付金を使うと実質いくらになりますか?

専門実践教育訓練給付金の対象講習なら、受講料の50%から最大80%が戻ります。受講料297,000円の講習で80%まで満たすと、試験と登録を含めた実質負担は約11.5万円です。受けられるかどうかは雇用保険の加入期間などで決まるため、ハローワークで確認してください。

Q5:資格を取った後もお金はかかりますか?

かかります。登録は5年ごとの更新制で、更新手数料8,000円と、知識講習8時間以上・技能講習30時間以上の受講が必要です。講習の料金は機関ごとに違うため、5年の間に分けて受けると負担をならせます。

Q6:試験に合格すれば、登録しなくてもキャリアコンサルタントを名乗れますか?

名乗れません。キャリアコンサルタントは名称独占の国家資格で、名簿に登録してはじめて名乗れます(厚生労働省)。名刺や求人応募で資格名を使うなら、登録費用17,000円までを予算に入れておきましょう。

まとめ:総額と5年後の更新まで見て講習を選ぶ

キャリアコンサルタント資格の費用は、講習の受講料だけで比べると見誤ります。試験・登録・更新まで積み上げた総額で比べてください。

この記事のまとめ

  • 費用は養成講習・受験手数料・登録・更新の4つ
  • 養成講習は22講習で19.8万〜43.78万円、中央値は約32.6万円
  • 試験と登録は一度で合格すれば55,800円
  • 登録までの総額は約25万〜49万円。給付金の80%段階なら実質約11.5万円の例も
  • 登録後は5年ごとに更新手数料8,000円+38時間以上の講習

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免責事項

※本記事は厚生労働省・キャリアコンサルタント試験・キャリアコンサルタント登録センターの公開情報をもとにした整理です(2026年9月時点)。受講料・手数料・給付率・更新の要件は改定や講習機関・開講回・個人の雇用保険加入状況により異なり、支給や合格を保証するものではありません。最新の金額と適用の可否は各機関とハローワークでご確認ください。


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この記事を書いた人

Fujimotoです。企業の人材開発と研修運営に7年間携わり、働きながら新しいスキルを身につけて転職や社内異動につなげたい社会人の相談を、500人以上受けてきました。

「何を学べば食いっぱぐれないですか」とよく聞かれましたが、続く人と途中でやめる人の差は、教材の良し悪しよりも、学んだ先に転職や副業といった出口を描けているかどうかでした。私自身もWebマーケの講座やMOSを受け、専門実践教育訓練給付金を使って受講料の負担を抑えた経験があります。このサイトでは、講座選びと給付金の使い方を具体的にまとめています。給付率や対象講座は変わることがあるので、申請前に厚生労働省の最新情報もご確認ください。

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